【防犯カメラについての議論】2019年8月13日、9月14日定例会

2019年8月13日、9月14日定例会においてなされた防犯カメラについての議論のまとめを下に掲載いたします。

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会長から、「蓬莱町会地区防犯カメラ運用基準(案)」の説明があり、意見交換がなされた。

・「蓬莱町会地区防犯カメラ運用基準(案)」の個別の条文について質問があり、これはあくまでも皆さんにたたいてもらうためのものなので、さらに文言を検討することになった。

例:情報提供には令状は不可欠ということなど、運用規定は拡大解釈できないように明文化する必要がある。

 

【設置の可否について】

・そもそも防犯カメラを設置するかどうかの議論が進んでいないという指摘。また、設置ありきで進んでいることへの疑問が出された。

・犯罪が起こった後の捜査には有効だが、防止には効果がないとされており、唯一効果が認められているのは駐車場のみ。日弁連からも意見書が出されている。また文京区は東京都の中でも最も安全とされ、蓬莱町は住宅街なのでその中でも少ないはず。防犯という意味を考えても設置する必要はないし、そもそも防犯の効果が認められていないのに、設置する意味があるのか。

・ダミーカメラという方法も検討する。

・町会員、非町会員の間で、費用負担に不公平が生じる。

・映像の管理方法について規約を定める必要がある。管理責任者等の設置、映像記録の開示方法、映像記録の保管・廃棄方法等。

・防犯効果という意味では、街路灯を増やし夜道を明るくする方が効果的という報告もある。その方が住民の理解も得やすく、コストもかからないのではないか?

→蓬莱町会でも過去に街路灯を増設したことがあるが、その際も近隣の住民から「明るくて眠れない」等の苦情が寄せられたことがある。街路灯の増設だからといって住民の理解が得られるとは限らない。

 

【文京区の防犯対策を推進する地区指定について】

・防犯カメラを設置する以外にもできることはたくさんあるはず。地域づくりをどうするかから考えるべき。

・パトロールなど、しなくてはならないことが他にもある。防犯カメラにたよらなくてもできることはある。

 

【議論にあたり、必要な情報】

・蓬莱町内における防犯カメラ設置状況(学校やお寺、店舗、個人など)

・蓬莱町内における犯罪発生状況

・すでに設置している他町会における画像情報提供の状況

・予定されている設置場所の個々について、選定した理由。単に犯罪が多かったというだけでなく、もっとつっこんだ理由の説明がほしい。今後状況が変わった時に、必要ないという議論ができる。設置場所にその説明も掲示する必要がある。

・文京区からの補助の期限について。今年度中に設置する場合は、11月くらいまでに場所も含めて決定しないといけないが、来年度以降でも可能なのか。もっと議論を煮詰めて来年度に再申請できるのか。来年度以降でも可能なら、もっとじっくり議論して皆さんの意見を聞いて、再申請すればいい。

 

【今後の進め方】

・これまでの進め方に対して疑問が出されており、ていねいに進めていく必要がある。

・回覧板と掲示板とホームページで告知した上で説明会を開催する。

・公示して、皆さんに集まってもらって、その場で出た意見やこれまでの議論を踏まえて役員会にかける。役員会の開催も告知して、役員でない方にも意見を言っていただく。